聞くチャンネル インタビュー

お客様に喜ばれる家づくり、感謝の言葉が「やりがい」

藤田建設工業株式会社  富永美香さん

【プロフィール】1985年(昭和60年)生まれ。西白河郡出身。白河市にある県立高校を卒業後、郡山市の大学に進学し建築を学ぶ。平成20年に藤田建設工業に就職し住宅事業部白河営業所が初任地。今年で在職12年目、現在は建築・e.hоme部建築主任。玉掛け、足場組立作業主任者など現場において必要な資格はすべて取得するのが目標で、現在は1級建築施工管理技士の取得に向けて奮闘中。

祖父、父が大工、幼い頃から建設業が身近に

-建設業界に興味を持ったきっかけは

祖父と父が大工さんだったので、幼い頃から家づくりを身近に感じていました。母の背中に背負われて2人が働いている現場に遊びに行った記憶が今でもわずかですが残っています。昔ながらの畳の大広間が連なっている家に住んでいたのでフローリングの家に憧れていました。小学校高学年のころから週末に住宅メーカーの新聞折り込みチラシを見るのが楽しみで、間取りを見ながら、こんな家に住みたいなとか、将来、住む家はこんな間取りにしたいなとか。それで、中学の時に進路について考えないといけない時期になって…それで幼い頃から家づくりに興味があったのでこの業界に進みました。

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顧客とゼロから造り上げる仕事に魅力

-1日の仕事のスケジュールを教えてください

日によって違いますが、担当している現場に行って進捗状況の確認と納まりや施工方法などの打ち合わせ確認、各種検査の立ち会い、それから現場内の整理整頓、安全設備の確認などを行ったりします。事務所では、進行している現場の材料の発注や業者さんの手配、お金の管理、業者さんとの電話でのやり取りなど。それからこれから始まる現場の工程を組んだりと、現場に関する様々な事をしています。そのほか、現場や事務所で進行中の現場のお客様と打ち合わせをしたり、完成引渡しが完了したOBのお客様のところに出向いてアフターメンテナンスを行ったり、時には細かな仕事もいただくので、そういったことにも対応しています。住宅はお客様とゼロから造り上げていくものですし、住む人と一緒に成長していくものだとも思うので、OBのお客様と「使いやすさがどうか」「小学校に入学する子供部屋の机はどの場所が良いのか」など家の話をするのは、とても楽しいですし、次の現場にも生かせます。

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-休日のスケジュールを教えてください

1人暮らしなので、休日は掃除や洗濯をしたり、1週間分の食材を買って『クックパッド』を見ながら作り置きのおかずを作ったりしています。それとDVD鑑賞もよくします。ときどき、ライブやフェスにも行きます。

-今、ハマっていることはありますか

映画館でのレイトショー鑑賞です。それと5年ほど前、会社の仲間たちと伊勢神宮に旅行した際に「御朱印」のことを知って、今は親孝行を兼ねて母親と一緒に神社やお寺にお参りに行っての御朱印集めですね。

女性ならではの「気付き」で、安全・清潔な現場に

-会社での女性活躍を推進している取り組みを教えてください

当社では「子育てサポート企業」として厚生労働省から「くるみん」の認定を受けていますので、男女問わず若い社員は安心して働ける職場だと思います。私が入社した当時は現場で働く女性もいなかったため抵抗はありましたが、すぐに女性用の作業着を用意していただきました。このほか、女性社員による安全パトロールを行っています。普段、現場に関わることが少ない総務や経理、営業部の女性社員による現場パトロールです。女性目線からの「気付き」が、より安全で清潔な現場環境づくりへつながっていると思います。現場管理ではないので直接的ではありませんが、それを現場で生かしていくことは女性の活躍につながっていると思います。

-建女会を楽しくするにはどんな活動をすれば良いと思いますか

幹事会は3カ月に1回程度の割合で開いていますが、業務の都合で全員が集まる機会が少ないのは残念です。集まった時にイスに座っての話し合いだけではなくて、和気あいあいと話ができるように食事会や飲み会、現場・施設見学なんかの取り組みがあればもっと楽しくなると思います。会社のこと、仕事のことのほか、もっとプライベートなことについても話ができるようになればいいと思います。

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-今後の目標について教えてください

まずは国家資格を取得して会社に貢献したい。過去の失敗で家づくりに関わる仕事はもうしたくないと思うような時期もありました。上手くいかずに家づくりが嫌いになりそうな時もあったし、夢は仕事にするものじゃないと思うような時もありました。しかし、幼い頃からの夢だった仕事に携われていることに感謝して、過去の失敗や成功を生かしながら、今まで以上にお客様に喜ばれる家づくりをしたい。お客様からいただく感謝の言葉に何よりの『やりがい』を感じるので、それに感謝して、これからも家づくりに携わっていきたいです。私生活の面では、趣味を楽しみながら・・・ここからが重要ポイントですが、近い将来家庭を持って家族を安心させたいですね。
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-一歩一歩着実に夢をかなえてきた優しく明るくてチャーミングな富永さん。必ず夢は叶うと確信しています。

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